「おかえりなさーい」

「ただいまっ!」


お母さんの出迎えに応えながら部屋に向かって、着替えを済ます。



「あたし、まーくん家に行ってくるねっ!」

キッチンにいるお母さんに一応報告。


「はいはーい」

お母さんの嬉しそうな声を背に、あたしは家に帰ってすぐに、また家を出た。




まーくんのお家に行くのは、一週間ぶりだ。


今までは、毎日のように行っていたから一週間なんて期間を空けたのは初めてだった。


だからきっと、お母さんも心配してくれてたんだろう。




そんなことを考えながら、数歩でまーくんの家に到着。