『もしかして…俺のこと……』
まーくんのこと……?
『…………いや、何でもない。じゃあな』
まーくんが言うと、トントントンと階段を降りる音が小さくなって消えていった。
それと同時に、あたしの目から落ちる涙が消えていった。
頭の中では、さっきまでのまーくんの言葉がリピートされている。
あの続きの言葉は……。
もしかして……。
………あたしがまーくんのことを好きだってバレた…?
きっと、
『もしかして、俺のこと好きなの?』
って聞こうとしたんだ…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…