本当はいっぱい聞きたいことがあるんだよ…。
…あの人は彼女?
…いつ出会ったの?
…いつ好きになったの?
…どっちから告白したの?
…どれくらい好き?
…あたしより好き?
…あたしは、
まーくんの“なに”?
けど、そんなこと聞けるワケないじゃん。
あたしがまーくんのことを
どんなに好きでも、
まーくんはこれっぽっちも気づいてくれないんだから……。
本当はね、
あたしが「好き」って言うたびに、「ありがとう」って優しく笑うまーくんに傷ついてた…。
あたしが欲しい言葉は、そんなんじゃなかったから……。