そしてその私の包んだ水の泡がはじけて私にかかった。



 大量の水に私は意識を失った。



「ティラさま―!!」



 ティラ…?



 聞き覚えのある名前。



「ティラさま!ミラさまがナイル河下流で見つかりました!」



 ミラは私…。


 
 ティラ…。