「これ、ティラ王の時代のかけらだよ」



 私はかけらを受け取った。



 そこには象形文字が書かれてる。



「…わぁ…。私のことも」



 ティラ王、ミラ王妃って書いてある。



 やっぱ、前世に私は存在したんだね。



 私はそっとティラに笑いかけた。



「ふふっ」



 この世界へ戻ったけど、ずっと私はティラの妻でいる。



 きっと永遠に。