「ごめん。俺悪いこと言った?」 「…-いいえ。神崎さんが悪い訳じゃないです……。」 え、という事は、誰か一緒に来たい人がいて、一緒にいけなかったっていうパターン的な? あぁあ、俺、既に振られちゃった感じか……。 案外キツいな。 「悪いな、なんか変な事思い出させちゃったみたいで…」 「いえ… 神崎さん、早く焼きそば食べちゃってくださいっ! 花火見える所行きましょ。」 俺は、急いで焼きそばを食べて、さっきみたいに手を繋いで、紗耶香ちゃんの花火穴場スポットに連れて行かれた。