********** それから、母はあまり家に 帰ってこなくなった。 1人で家にいるなんて初めてだった。 いつも、あゆみがいたから…。 家って、こんなにも淋しいところなんだ。 知らなかった。 こんなにも怖いところなんだ。 リビングに行って、ソファに座った。 なんか虚しいからテレビをつけた。 なにかのドラマをやっていた。 女の子が、剃刀を腕に押し当てている様子だった。 それを見て、私ははっとした。 私が死ねばいいんだ。