「行くよー」 カコンー 白色のピンポン球は、相当な速さで コートを行ったり来たりする。 6月下旬。 最後のランキング戦。 だが、俺の胸中には、他の思いでいっぱいだった。 カコンー パシーン 次々に負けていく。 ここで負ければ、A級の試合全敗...。 そんな状況の中で純司との試合が始まった。