「やっと・・・捕まえた♪」
「ちょ、待って・・・ここじゃ・・・」

真司はあたしをきつく抱きしめた。
鼓動が重なる。


「近くにいるのに離れるなんて無理・・・」
彼の本音。
真司はあたしのことこんなに考えてくれてるのに、あたしったらバカみたいに嫉妬して・・・
「あたしも無理・・・」

「今日、先生の見回り終わったら窓から出て」
「うん・・・って、なにするの?」
「外行って、イチャつく」


みんなの部屋は、1階にある。

「部屋抜けるなんて、
真司さん大胆ですねー」