確信のない約束。【下】



「ほんとにありがと。
あたし・・・真司がいなければ・・・」
「俺も。凛じゃなきゃダメ」


何度も互いに求め、愛を確かめあった。
だけど、キス止まりだった。

「今日はおしまい。歯止めがきかなくなるので」
敬語がなんともおかしくて、愛しくて・・・
「分かった。今度ね!」
約束を交わし、小指を絡めた。


家に帰ってもまたすぐぬくもりを求めている自分がいた。
ついさっきまで一緒にいたのに・・・



早く・・・会いたい・・・