「高跳!?」 高跳は彼女らしき人と手を繋いで歩いている。 あたしの声が届き、こっちに寄ってくる。 「よっ!」 「高跳-!彼女?」 「おぅ!俺の彼女、ひかるちゃんでーす♪」 初めて見る高跳の彼女は、同じ高校の後輩だとか。 小柄で、黒目がちな目にショートヘアがよく似合う、かわいい系の女の子。 「可愛いね!こっちは彼氏の真司!」 真司的には・・・あたしたちが別れた原因になった高跳をあまりよく思ってないだろう、ずっと下を向いている。 ・・・仕方ないか。