〜結衣SIDE〜
あー。眠い。
でも今日はちゃんと自分の目覚ましで起きられたし。
さぁ今日はドラマの顔合わせだ!
といっても役者達は知り合い多いけど…
「んー」
カーテンを開けて、窓から溢れる光をめいいっぱい浴びて、伸びをする。
楽しみだなぁ。
せっかく早く起きたんだから準備始めよう。
リビングに行くと朝食がもうできていてその横に颯太が座っていた。
はやっ…
「おはよ−颯太。ふあぁ」
我ながら色気のない声だと思う。
まあ、颯太の前で色気出しても意味ない、けど。
「おはよ。
今日は寝坊はしなかったみたいだな。
そろそろ起こしに行こうと思ってたんだけど」
颯太はそう言ってニヤリと笑った。
まったく、失礼な奴だ。
「そう毎日寝坊してる訳じゃないじゃん」
「毎日じゃなくても1年のうち250日は寝坊してると思いますがー」
俺が毎朝起こしてやってなかったらやばいぞお前、とため息をつく颯太。
「颯太の言う通りよ!
起こしてあげてる颯太君の身にもなりなさいよ」
それにお母さんまで乗っかってくる。
確かに寝坊しない方が珍しいんだけどなんか悔しい。

