モデル同士の恋

最悪。


あたし最低だよ。




でもどうしていいかわかんない。


どうしたら、みんなが幸せになれるのかなんて、わからない。



みんなが幸せにいくことなんて、本当はありえないのかもしれないけど。




「ね、この状況俺どうしてればいいわけ?
端から見たら痴話喧嘩に見えるんだけど。」


葵くんの言葉は今の嫌な雰囲気をぶち壊してくれた。


あたしは、いつもなら空気を読んでほしいと、嫌な気持ちになるのに、この時だけは葵くんのいつもと変わらない態度に感謝した。



落ち着け、自分。



興奮した状態じゃまた同じことを何度も繰り返すだけだよ。



自分が今しなきゃいけないことを考えるんだ。




あたし、は…。



颯太の幸せを、考えるんだ。






息を吸い込む。


そして覚悟を決めて俯いていた顔をあげたんだ。