モデル同士の恋

「こんな時間に誰かしらねえ…。
結衣出てきてー。」

とお母さんは一度ワインから口を離し、そう言ってからまたワインに口をつける。


いつもはともかく、今日は誕生日なのにあたしのこと小間使いみたいに扱って!

さすがお母さん、ってかんじ。



「はあ、もう。
しょうがないんだから。」


あたしは嫌々ながらも玄関へ向かう。



誰だろうなー。



誰って言うより宅急便とかそんな感じかな。


あ、まさかクラスの子が誕生日プレゼント持ってきてくれたりして!


なんて玄関につくまでの間、淡い夢を膨らませるあたし。




カメラもついてない古いインターホンを、手にするとときいつも思う。



何故、このうちのインターホンは玄関にあるのか。


普通リビングとかだとおもうんだけど…。


ってお客さん待たせすぎだ!


「はい、どちら様ですか?」

よそ様向けの落ち着いた声で聞いた。


やっぱり、宅急便だったら困るしね!




でも、返ってきた答えは、
驚くものだった。