モデル同士の恋

観覧車に乗って結衣の向かい側に座る。



下がガラス張りじゃないだけましだな…。


出来るだけ下を見ないようにすれば…。



って本当情けな…



と自分と格闘していたら「怒ってる?」と突然結衣に聞かれた。


「え?」


「無理矢理だったかなー…って。」

申し訳なさそうに話す結衣。


俺、何やってんだ?


馬鹿にも程がある。


「怒ってない、怒ってない。」


「ほんと?」


「もち。」


「…そっかあ。」

そう言うと結衣は一際安心した笑顔を見せ、外を見る。



「綺麗だよ、見る?」


さっきの笑顔とは売って変わっていたずらな顔を見せる結衣。


相変わらず切り替えはやいよなー。


「見ない。」


「わかってるよー。
まったく。」


結衣はもったいない、と呟きながら外を眺める。