あれから忙しく時は過ぎてあっという間に結衣の誕生日。
早すぎる…。
ドラマの収録の度に葵は結衣たちの楽屋に来てはひとりで話して出ていく。
相変わらず、不思議なやつだ。
「ねぇー、
今日7時からだって聞いた?」
隣で歩く結衣がまだ眠たそうにして言った。
「聞いた。
今日どっちの家?」
「わかんない。
決めてないんだと思うよ。」
「まじ?」
「まじ。」
さすがあの親たちだな…。
「颯太ぁ、今日は、一緒にジェットコースター乗ろうね?」
悪どい笑顔を浮かべてあたしの誕生日なんだから。
と言う結衣。
「…やだ。」
いくら誕生日だからって無理なものは無理だ。
「今日はあたしの言うこと聞いてよーっ!」
「いっつも聞いてんじゃん。」
「嘘つき!
聞いてないじゃん。」
ムゥ、と膨れる結衣。
…そんなのには騙されない!!
「聞いてっから。」
「じゃあ今日も。」
「無理!
」
「おねがーい。
乗ろ?」
「…、」
早すぎる…。
ドラマの収録の度に葵は結衣たちの楽屋に来てはひとりで話して出ていく。
相変わらず、不思議なやつだ。
「ねぇー、
今日7時からだって聞いた?」
隣で歩く結衣がまだ眠たそうにして言った。
「聞いた。
今日どっちの家?」
「わかんない。
決めてないんだと思うよ。」
「まじ?」
「まじ。」
さすがあの親たちだな…。
「颯太ぁ、今日は、一緒にジェットコースター乗ろうね?」
悪どい笑顔を浮かべてあたしの誕生日なんだから。
と言う結衣。
「…やだ。」
いくら誕生日だからって無理なものは無理だ。
「今日はあたしの言うこと聞いてよーっ!」
「いっつも聞いてんじゃん。」
「嘘つき!
聞いてないじゃん。」
ムゥ、と膨れる結衣。
…そんなのには騙されない!!
「聞いてっから。」
「じゃあ今日も。」
「無理!
」
「おねがーい。
乗ろ?」
「…、」