モデル同士の恋

ただ笑いあって楽しい時間。



あたしは…

6人で過ごすこの時間がたまらなく好きだ。



時間が経つのを忘れて話すことができる、それってすごい幸せなことだよね。




「ゴホン。」

あたしたちのやりとりを黙って見ていた夏希が急に静かに、
と言ってみんなを落ち着かせた。


なんだろ。


「あたしから提案あるんですけどー!!
聞きたい人!」


夏希が手をあげてーと言うからとりあえずあげてみる。


「なにー?」


「これなーんだっ!」

そう言って夏希はバックからなにやら紙を取り出し、高く掲げて見せる。


あっ!あれは!!


「遊園地のチケット!!」

とあたしが大声で言うと夏希は笑った。


「さっすが結衣!
目ざといな!!」


「んで?
それがどうしたの??」


大和が不思議そうに夏希に聞いた。


「もう、それぐらい感づいてよね!
みんなでいこーってこと!!」