モデル同士の恋

「立ち話もなんだから、
どこかに移動しない?」


その美月の言葉に、

あたしは待ってました
といわんばかりの自慢げな表情で


「じゃーん!」

と言って例のものをバックから取り出す。



え?

例のものって何って?


それはね!

この前の文化祭で勝ち取った
美少女コンテストの賞品、
カフェのタダ券です!


帰って、よく見たらケーキ&ドリンクセットの券
4枚入ってたの!


これで1時間は過ごせる代物だよね。



「なーに?それ。」

夏希はまだなんにも理解してないよう。


取り出したのはただの白い包みっぽいやつだけで、
券はその中だから当たり前だけどね。



「知りたい?」

自慢げに腕を組んで見下すように言う。


こんな時しか偉そうにできないんだからいいよね!



「その傲慢な態度むかつくけどー…
知りたい!

でもたいしたものじゃなかったら怒るからね!!」



「しょーがないなぁ。」


あたしはそういって中から券を取り出す。



「これって大したものじゃない?」