モデル同士の恋

あたしは何事もなかったように歩き続けた。


すると、突然腕を捕まれて、

「家まで送るよ!」

と葵君に言われる。


え!?

何が起こってるのかよくわかんないですけど…


なんであたし腕掴まれてんの?


…?

あたしは腕を振り払うように葵君の手から抜け出し、

「大丈夫、ひとりで帰れるよ。」

と笑って答える。


もう少し、穏やかにいくべきだったかな?


…別にいいよね。


黙っている葵君をおいてあたしは

「じゃあね!」

と言って歩き出す。


もう追って来なきゃいいんだけど。


って…葵君に限ってそんなことはないよね、多分。



そう思って諦めながらも歩き続けようとすると
やっぱりすぐに

「送るって!」

と葵君がついてきた。


…はぁ。


朝からちょっとブルーになるね。


この人きっと何回言ってもわからないんだろうなー。


ちょっと未来とタイプが似てる?

未来よりは全然マシだけど。


「わかった。
じゃあお願いします。」

作った笑顔でそう言ってあたしは歩き出す。