そんな淡い期待はすぐに裏切られる。
ディスプレイには
『着信:夏希』の文字。
なんだろ。
そう思いながら電話に出る。
「夏希、なに?」
「結衣!!明日は美月と3人で出かけるよ!」
出かけるよって、
もう決まってんの!?
「あたしまだ行くとも行かないとも
言ってないんですけど?」
まあ…行くけどね。
「そうだっけ?
まあいいや、
とにかく明日の10時に
結衣んちから近い駅前ね!」
夏希はそれだけ言うと勝手に電話を切る。
もうっ、夏希はせっかちなんだから。
明日…ね。
寝坊しそうだよ…
颯太は
起こしてくれないんだもんね。
はあ…
まあ、明日2人に相談してみよう…!
そこまで考えたあと、
文化祭で疲れてたのか、
あたしは意識を手放した。
次の日、
さらに大変なことがおきるとは
思ってもいなかった。

