天使のキス。

冗談!


こんなにフラフラのあたしに、まだ歩けと?


あり得ない!


あり得ないけど――…


でも、昴くんと隼人くんに、すごく会いたい。


会って、悠とのことを相談したい。


それには、あそこまで歩かなければ。


だってここで待ってても、どうぜ二人もお迎えの車で帰っちゃうでしょ?


それじゃあ…
こんな丘の上まで、へろへろになりながら来た意味がない!


悠との未来のために、頑張れあたし!


バシバシっと頬を叩いて気合を入れ、あたしは四葉学園の敷地に足を踏み入れた。