天使のキス。

「なんであたしばっかり責められるの?
健ちゃんは、友達だって言ってるじゃん!
悠こそ、あたし以外につきあってる子いるんじゃないの?
いつも大事にしてるペンダント…
その写真の女の子は誰!?」


悠の眉がかすかに動くのを見て、あたしは意気込んで言葉を続けた。


「普通だったら、彼女の写真入れるよね?
どうしてあたしじゃないの?
その人誰?
彼女?
元カノ?
あたしより大事な人なの?」


立て続けにしゃべりすぎて息が切れ、はぁはぁと荒い息を繰り返すあたし。


これだけ言えば、悠だって、きっと――…。


そう思ったあたしに悠は言った。


「愛里。
もう別れよう」