天使のキス。

悠の腕を強く強く、揺り動かす。


それでも、悠は無反応のまま。


「ねぇ、悠。
どうしちゃったの?
何か言ってよ!」


何も反応しない悠に、最初は不安だったあたしも、だんだんイライラしてきた。


「悠だって。
あたしの事ばっかり言う前に、悠だって。
この前、女の子と二人で会ってたよね?
仲良く二人で歩いてたじゃん!
あの子誰?」


悠にしゃべって欲しくて。


こっちを向いて欲しくて。


悠をわざと怒らせようとして、あたしは続けた。