天使のキス。

あの日以来、すっかり馴染んだ…というか、板についた不機嫌な顔で2人の所に行くと――…


案の定というか、ウザイことにというか。


――アイツが立っていた。


そう、アイツ――…佐久間健。


おまえさ、こんなところにまで何の用だ?


わかりやすく顔をしかめるオレに


「久しぶり♪
水嶋くん」


緩く華やかな、甘い笑顔を浮かべる。