一度きりの愛【SS】




「痴女になんなよ?」



「なるか!!」



「水玉パンツ」



「もぉ忘れろ!!」



「織姫…」



真剣な顔をした。



「な…何よ?」



「俺の授業…どうだった?」



「…どうだった?」



「分かりやすかったか?」



「うん。弥恵と和佳より…スッゴイ分かりやすかったよ♪先生にむいてるよ先生は」



「……。ありがとう…」



照れてる。



「キモいんですけど?」



「うっせ!」



真っ赤な顔をして隣の教室に行ってしまった。



「じゃぁね先生♪」



「サヨウナラだろ?」



隣のドアから覗いて言った。





家に帰った。


「思ったほど嫌な奴じゃないかも」



『単純』私によく似合う言葉だった。




次の日はチャント時間通りに起きて家を出て駅に。



「早いじゃん♪」



弥恵と会った。



「はげ山の説教聞きたくないし」



っと生活指導のはげ山の話で盛り上がっていたら。