放課後
「あぁ!!」
帰り道、弥恵と帰ってたら
「何した?」
鞄を漁ってる私を見ていった。
「ケータイ…学校に置いてきた」
最悪だ。
もうちょいで駅だったのに…。
項垂れた私は来た道を引き返した。
弥恵も来るって言ったが社会人の彼氏と約束の日だったから断った。
「たりぃ〜…」
やっとこさで着いた教室は夕焼けでオレンジになっていて静か。
「ケータイケータイっと…あっ「誰だ!?」
ドアがガラッと開いて何故か星野が立っていた。
「「何で居るんだよ?」」
2人で被った。
「私はコレッ」
ケータイを見せた。
「高速違反だろ?」
「暗黙の了解」
「間違ってる答え方」
あれまっ。
「あんたは?」
「星野真彦」
「はっ?」
「名前、星野真彦」
「先生は?」
「………窓閉め」
「ふーん…じゃぁサヨウナラ」
っと横を通って廊下に出た。

