「うぜえ……」

俺は纏わり付く女を腕ごと振り払った。
その拍子に「キャッ」と悲鳴をあげて、
尻餅つく馬鹿女共をちらりと睨みながら鼻で笑ってやった。

「はやとさん?」

声に振り返ると、幹部の あきらがいた。
こいつは2年にしても強い。
だから俺も認めている奴。

「キャーーかっこいーっ」

なんだこいつら、立ち上がり早え…笑

「じゃ…よろしく」

俺はあきらに女を押し付けバイクに乗って帰った。

「ちょっ…」