署に戻り、坂田と由良さんに、念の為に撮影した看板を見せた。



「摘発の時間は営業時間外。
なのにどうして“9時に突入”なんて決めたの――ッ!!」



由良さんのデスクを蹴り、叫ぶと、生活安全課の人まで静かになった。

というより、呆れてるんだろう。



「摘発に動いてるのは、私たちだけじゃない。わかるでしょ!?
どれだけ捜査時間があった?どれだけあの店に通って来たわけ?
逮捕状を何だと思ってんの?あんたたちは、チャンスと動力を無駄にしたんだよッ!!!!」



私が怒鳴り散らすと、難波に押さえられた。

「後は俺が…」と、叔父さんが2人を連れて行く。