恋する事件簿【完】

それに比べて、あの課長はあり得ない。



「貴方、幼稚園児ですか?」



「はい…?」



「悪く言われたから殴った。
それは、大人がする行為ではありませんよ」



「わかってますよ」



「だったら何で…」



「刑事は……刑事は結束しなきゃいけないんです――っ!!
仲が悪ければ問題が解決しない!
“わからない”じゃ、市民の信頼
を失う!人を見下し、実績を稼ぎ
たがるあんな刑事が、私の先輩た
ちを悪く言うのは許せない!!
この気持ち、貴方にわかるんですか――っ!!?」



私はテーブルを叩きながら叫んだ。

自分でも、初めてこんな感情を出した。