片付けを終えて、みんなで焼き肉屋さんに向かった。

「半額ってかなーり大きいよねっ!」

玲奈がウキウキしながら先頭を歩く。

みんながにこにこしてるこの状況だと、心がモヤモヤしている私にも楽しさが移って来た。

「森田、楽しそうだね。」

突然安達くんが後ろから話しかけてくる。

「え、そうかな?」

顔に出てたかな?

「焼き肉好きなの?」

「うん。みんなでご飯食べるのも結構好きだし。」

安達くんの笑顔を見ていると、こっちも気分が解れてくるな。

「こういう時は、思いきり食べるに限るよなー。」

「だね。半額だもんね。」

普段はちょっとお値段気にしちゃうけど、半額だもんね!