愛美はこの日記を読んで、昔の自分と重ねていたのだろう。


自分一人だけになった孤独な自分と…。


「愛美…、好きにしていいぞ。
お前は自分のやりたい様にやればいい」


『蓮…』


「こんなもん見せられたら、愛美の決断は一つしかねーだろ。
愛美が今まで通りの生活を続けてくれるなら、俺はいんだ
俺はどんな事があっても、愛美のそばに居るから」


この蓮の言葉で、愛美は決心する事となった


蓮が、仲間が居てくれたら、赤星を変えられると思った。


もう、こんな思いをさせてはいけない。


人は何があっても、命を捨ててはいけないのだ。


愛美はそう思った。