愛美にとって、毎日がピリピリと神経が張り詰めた日々…。
赤星に行くと決まったことで、心休まる時は、
蓮と一緒にいる時間だけだった。
その蓮とも、一緒に居られる時間は少なく、
愛美は不安と寂しさと闘っていた…。
愛美と蓮は一緒に暮らしてはいるが、
愛美は普段蓮が何をしているのかはほとんど知らない…。
蓮は自分が何をしているかは話してくれない
愛美はいつも、そんな蓮のことが気になってはいるが、
蓮には聞けずにいる。
蓮は普通の高校生徒は違う…。
東海高校のトップに立っている蓮は、
きっと人に話せないことも多い…。
いい意味でも、悪い意味でも…。
そんな蓮が、時々、とても遠くに感じてしまうことがあるのだ…。