三月に入ると、愛美はすぐに翔鬼会のメンバーを集めた。


もうすぐ、翔鬼会のメンバーは中学を卒業してしまう。


その前に、キッチリしておかなければならない。


翔鬼会のこれからを…。


メンバーが店に揃った所で、
愛美は厳しい顔をして、話を切り出して行く。


『今日、皆に集まってもらったのは、
翔鬼会のこれからをどうするか。
もうすぐ、このメンバーは中学を卒業して、
それぞれ違う道に進む事になる。
そこで、皆の意見を聞きたい』


愛美がそう言うと、翔鬼会の代表として、蒼太が話始める。


「翔鬼会を代表して、俺が言わせてもらう。
翔鬼会は、これからも変わらず、このメンバーで継続していく」