『もぉー、しょうがないな…。
今日は骨付きカルビばっか食べてやる』
「お前はビビンバ食ってりゃいんだよ」
『モチ、ビビンバは頂きますとも
あっ、ホワイトデーは10倍返しで』
「お返しは俺の身体で返してやる」
『あっ、それってズルくない!
身体じゃなくて、物で返してよね』
「俺の身体じゃ不満なのかよ!」
なんて、喧嘩をしてるのか、じゃれ合ってるのかは分かりませんが、
二人はウォーキングをしながら、いつもの焼肉屋へと向かう。
いつも、こうして蓮のペースに乗せられてしまう。
でも、それが一番いい解決策だと分かっているから。
蓮は私よりも、ずっと、ずっと大人だから、
私の扱い方も心得ております。
私はこれからも蓮に付いて行きます。
何よりも、蓮が大切だから…。