自分と向き合うと言う事は、絶望との戦いみたいなもの…。


自分の弱さを感じるたびに、絶望に押し潰されそうになる…。


泣き、叫びたくなる…。


やっぱり、生きる事は大変で、苦しい…。


こんな自分をさらけ出せない自分に、腹が立って仕方ない…。


そんな感情の中で、愛美の毎日は過ぎて行ってしまう…。            



中学生活も残り一ヶ月。


愛美の中で、何かやり残している気がしていた。


それが、何なのかは分からない。


中学に入って、人を信じられなくなって、自分だけを信じて、
歯を食いしばって戦って、初めて人を好きになり、人を信じて、友情を知った。


そんな中学生活が終わるのは、正直寂しくて、不安だ。