甘きゅん【完】

うっ…
ふられちゃったよ…


ぶわっと、目に涙がたまる。


「…っく…」


小さい頃から、ずっとずっと好きだったのに。


なにさ、なにさ。
颯斗なんか。


「颯斗なんか――…
…はげちまえ!」


精一杯の意地悪を口にすると――…


「ぶふっ」


颯斗が横を向いて、ふきだした。