『交換ノート』

早速学校へ到着した悪鴉と茉娑は、まず手始めにそこに居るであろう校長室へ歩を進めた。
  
悪)「先生いますか〜?」
  
茉)「……ぁれ。いない」  
悪)「逃げやがったなあのハゲ!!」
  
茉)「まぁ、とりあえず探そうか。北校舎裏の草取りでもしてんじゃない?」
  
悪)「……そうだね。行ってみよ♪」
  
人目を気にしつつその場へ向かうと、茉娑の言った通り、そこでは校長が背を猫のように丸めうっそうと生い茂る雑草へと手を伸ばしていた。