しばらくの沈黙…。 「付き合って」 あたしは勇気を振り絞って沈黙を破った。 あいまいになるのが嫌だったから。 ストレートすぎたのかな…。 「ごめん…無理」 低い心平の声が耳から全身を駆け抜けた。 あたしは真っ白になった。 振られた…フラレタ?! 「今までどうり…幼なじみじゃだめかな?」 チャリを降りて、心平が目の前に来た。 ードクンッ…ー こんな目の前にいるのに、遠い。