「大丈夫?」

 ふっと切れ長の目を細め微笑みながら屈んで、青山悠太はあたしのスクバの中身を拾い集めてくれてる。



教科書とルーズリーフを持つ指の長さ、綺麗な手に思わず見とれちゃう。



ふわっふわの髪が風になびいてる。



大丈夫じゃないっ!!




こんなことになるなら、


こんなことになるならっ、化粧ポーチとか手帳・ペンケースもっと可愛いのにしとけばよかった!!




ってか、あたしもっと自分磨きしとくべきだったぁー