幼なじみ宣言までされて。



左サイドを守り続けられないかな…。



急にしゅんとなった。




そのうち、さらに数人の女子が心平を取り囲み始めた。



状況がイマイチ呑み込めないけどー…

とにかく心平に急にモテキがやってきたことは確か。



心平から離れて、ふと、チャリのカギをかけ忘れたことに気づいてチャリ置き場へと向かった。




カギをかけて、スクバにしまおうとしたら。




下を向き過ぎてたせいか、人と肩がぶつかった。



「ごめん…なさ」

 そう言いかけて、あたしは自分の目を疑った。