目的地の広場に着いたのは夕方だった。 夜になると、イルミネーションが綺麗だと有名なこの場所は、クリスマスということもあってカップルで賑わってた。 太陽は既に山に隠れかけていて、厚着をしててもちょっと肌寒い。 「あっあれ真人さんやん」 「あーほんまや!」 しばらく4人で行動してると、凌と美夏が野球部の先輩を見つけた。