―…

「ん…」

目を覚ますと外は白の世界。


「寒っ」

私はもう一度布団に潜り込んだ。



「砂月?そろそろ起きなくていいの?」


「うん…」


正直、起きたくなかった。



クリスマス、外は雪。

今日は凌とデート。


普通なら、楽しみで仕方ないのだろう。