「魁人……」 「ん……っ」 やっと目を覚ました魁人は私の手を握った。 「ゆ、きな……」 まだ寝ぼけているのかはっきりとしたしゃべり方じゃない。 「熱がまだあるから……、動いちゃだめだよ……」 魁人の頭を優しく触る。 「俺…かっこわりぃな……」 小さな声で呟いた。 「そんなことないよ…、でも無理はしたらダメでしょ…」 私は今、複雑な気持ちでいっぱいだ…。 涙が溢れそうだ……。 「ちょっと…飲み物買ってくるね……」 そういって私は立ち上がった。