宮沢とはまた同じクラスだった。
人見知りをする私にとっては嬉しい。





新しい友達を作るのもかなり精神的に疲れてしまう私。



まぁ慣れるまで一人で気楽でいいや。。。

そう思ってた。



「羽柴ぁー部活って今日からだよな?伊原先輩から何か聞いた?」



宮沢が普通に声をかける。



宮沢は少し目立っていた。格好よくて笑顔がかわいいから女子にはひそかに人気があり、男子からもいい奴って事で好かれてるらしい。




クラスみんなの視線が集まる。


だけど気にしたってしょうがない。宮沢は友達だ。




「朝は何も言ってなかったよぉ?部室に行けばいいんじゃないかな?」


「部室ってどこ?」


「私もマネージャーやる事になったから一緒に行くよ。」



話しながら鞄に荷物を詰め込んでた。



「羽柴さんって宮沢君とつきあってるの?」


教室を出る時にクラスの紺野さんに声をかけられる。



「宮沢とは友達だよ。宮沢は彼女いるし。」




彼女いるって聞いて少しガッカリしたように見えた。