君のコト嫌いにさせて。



「そういえば、俺も鳴沢さんがパフェを頼むなんて意外だなって思っちゃった。やっぱり、ちゃんと“女の子”なんだね?」


むむ。何よ、その言い方。
見た目はそりゃあ…可愛くないし、化粧っ気もない女だけど、これでも心は多分…乙女なんだから!



「そうよ。ツンケンしてるって思われてるだろうけど、心は乙女なんだから」


――……うん、多分。タブンネ。




「そっか。可愛いね」


草川くんは飲んでいたコーヒーカップから覗き込むように私を見る。
その仕草がまるでいたずらっ子みたいで。

「!!」

だけど、不覚にも胸がドキっとしてしまった。


「?どうしたの?赤くなっちゃって」

「……な、なんでもない…」



だから何で草川くんってこうもサラっと『可愛い』とか言えちゃうんだろう…。
向こうは言い慣れてるかもしれないけど、私は言われ慣れてないんだから!