流れる汗なんかも気にしないで、ひたすら走った。
朔哉に自転車借りればよかった、なんて頭の端で考えたけど、そんなこともうどうでもいい。

美月……
俺まだお前に謝ってねぇよ?
まだちゃんと話し合ってねぇよ?
なぁ…なんで自殺なんかしたんだよ…
俺か?俺があんなこと言ったから…か?

なぁ美月……