何よりも君が愛しくて…




あとからのんびりくる朔哉を見て、


「なんでアンタは怪我してないのよ!」


と頭をペシンッと叩いた。
いや、おかしいだろ!?と言う朔哉は何故か楽しそうだった。


「来斗、覚悟しろよ?姉ちゃんの手当てマジハンパないくらい痛いから。」


俺の耳元で言う朔哉が悪魔に見えた。