「こんなとこで血、流しながら寝てたらびっくりするだろ…」

「ごめん」

「とりあえず、俺ん家行こう。お前ん家よりは近いだろ」

「うん」


支えてもらいながら、俺は朔哉の家まで行った。
もう夜は遅く、窓は真っ暗だった。
もうみんな寝たんだろう。