「来斗くん!?」 驚いたように俺の名前を呼んだのは……美月の前のお母さん? 俺、美月のお母さんと知り合いだっけ? 覚えてないんだけど…… 「来斗くんって、来斗くんだよね?」 「え…?」 「覚えてない……?」 美月のお母さんは、俺に近寄ってきて、ジロジロと俺を見た。