音をたてないように自室に忍び込む。 私はルームウェアに着替えてベッドに潜り込んだ。 6:00まで、あと1時間。 私は1時間の仮眠をとることにした。 〈かざねーっ!あーそーぼっ!!〉 〈あー!!かれんちゃんだ!!〉 昔の記憶……。 〈おやおや、かれんちゃん、いらっしゃい。〉 〈あっ、おばあ!!〉 〈おばあ、こんにちは!!〉 おばあは、風音の祖母ちゃん。 優しくて温かくて、みんな大好きだった。